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柳田邦男の本 書評 レビュー

  事故調査
事実の核心
撃墜―大韓航空機事件
恐怖の2時間18分
マッハの恐怖
続・マッハの恐怖
マリコ
空白の天気図
 

 

事故調査

柳田邦男(著) 新潮文庫

航空機・原発・医療から自然災害・都市災害に及ぶ、具体的な事故分析を通じて、 調査に有効な視点と方法を提示し、現代社会の安全を検証した一冊。 現代文明が作り出した複雑なシステムは、自動化・多重化をして安全を向上させようとしたが、 事象の連鎖やヒューマンエラーによる事故がおきている。 それらを通して、事実を重視し事故分析をする視点、そして安全に対する視点をも学ぶことができる。
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事実の核心

柳田邦男(著) 文春文庫

コンピュータ時代の複雑化した事故、日米摩擦、医療現場での出来事など 現代のさまざまな出来事を「事実」という視点から解剖する術を学ぶことができる。 「事実」と「推論」の区別、「事実」の積み上げによる原因の究明という方法論を 読み取ることができる。 デビュー作「マッハの恐怖」から続く柳田邦男氏の「事実」を見る目の大切さがわかる。
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撃墜―大韓航空機事件 (上)(中)(下)

柳田邦男(著) 講談社

1983年、9月1日、大韓航空007便はソビエト連邦(当時)の領空を侵犯したとして撃墜された。 本書は、アメリカの管制当局の公文書、航空関係者の証言など膨大な資料から大韓航空機撃墜事件の真相に迫る。 大韓航空機がなぜあのような飛行経路をたどったのか、そしてソビエト連邦はどのように対応したのか、 改めて柳田邦男氏の情報収集力、情報分析力、事実を見る目、事実の積み上げ方に驚くとともに 学ぶところが非常に多い。
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恐怖の2時間18分

柳田邦男(著) 文芸春秋社

1979年3月28日、アメリカのスリーマイルアイランド原子力発電所2号機(TMI-2)において、 機器の故障やヒューマンエラーに絡む事故が起きた。 この事故を時間に沿ったドキュメンタリー形式で追ってゆく。 あの時、何が起きていたのか、発電所運転員たちは何を思いどう行動したのか、 時々刻々と変わっていく状況にどう対応したのか、資料と証言に基づいて描く。 ヒューマンエラーや事故分析の入門書としても適切な一冊。
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マッハの恐怖

柳田邦男(著) 新潮社

航空機がジェット時代に入った1966年(昭和41年)2月、羽田沖でひとつの航空機事故がおきた。 当時NHKの記者だった著者、柳田邦男氏は、取材のため現場に向かった。 取材を進めるうち、心に何か引っかかるものが残り、本書を書くことにしたという。 ジェット機時代の事故の真相に、数多くの取材資料や証言から迫る。 そして、事故調査委員会の出した結論を鋭く批判する。 現代の複雑化したシステムの事故分析の原典ともいうべき一冊。
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続・マッハの恐怖

柳田邦男(著) 新潮社

昭和46年、47年と航空機事故が相次いだ。 前作、「マッハの恐怖」で羽田沖事故の真相を深く追求した著者、柳田邦男氏は、 この連続事故をきっかけに、事故とは何か、なぜ事故は連続して起きるのか、 ヒューマンエラーとは何かを考える。 本書でもその取材力、事実を見る眼、分析力はあますところなく発揮されている。
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マリコ

柳田邦男(著) 新潮文庫

「マリコ」、真珠湾攻撃の直前、日本と駐米日本大使館との間でやり取りされた暗号名。 それは、実在の外交官の娘の名前だった。そのマリコさんの数奇な運命を描いたドキュメンタリー。 マリコさんのたどった人生から平和の大事さを読み取ることができる。 また、感動させられるのはマリコさんのお母さんグエン・テラサキさんの話だ。 グエンさんはアメリカ人であったが、日本人の妻ということで、第二次大戦勃発とともに日本へ強制送還される。 言葉もわからない日本で、迫害にも負けず、日本人の妻として、 そして、自分自身日本人として気丈に生きようとしたお母さんグエン・テラサキさんの生き様には感動した。 そしてマリコさん自身も、戦後、両親の願いであった「日米の架け橋」として活躍する。

※グエン・テラサキさんの生き様は「太陽にかける橋〜戦時下日本に生きたアメリカ人妻の愛の記録」 (新田満里子訳:中公文庫)に記されています。
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空白の天気図

柳田邦男(著) 新潮文庫

広島に原爆が投下された1945年8月6日から約一ヵ月後、枕崎台風が広島を襲った。 原爆のために途絶えた無線通信、それゆえにできた空白の天気図。 広島測候所(当時)の人々が原爆と如何に向き合ったか、そして如何に生き抜いたか、 戦争と原爆と、その時代を生き抜かなければならなかった人々を描くドキュメンタリー。 また、気象観測に命をかけた男達の物語でもある。
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Date Last Updated: July 07, 2007

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